Hybrid/jp:ハイブリッド

From Battlestar Wiki, the free, open content Battlestar Galactica encyclopedia and episode guide


Hybrid/jp:ハイブリッド
Hybrid/jp:ハイブリッド
人としての名前
年齢
出身地
(コロニー)
出生時の名前
コールサイン
ニックネーム {{{nickname}}}
初登場 「感染」
最期
両親
兄弟、姉妹
子供
婚姻暦
役割、任務 サイロンベーススターの中央コンピューター
社会的地位または階級
キャスト ティファニー・リンドール=ナイト
Hybrid/jp:ハイブリッドは人型サイロンである。
Hybrid/jp:ハイブリッドはサイロンと人類の混血である。
Hybrid/jp:ハイブリッドはオリジナル・シリーズのサイロンである。


ハイブリッドサイロンの純粋な機械から有機体への進化の最初の段階となる存在である(「RAZOR/ペガサスの黙示録」)。ベーススターの中央コンピューターとして機能している(「感染」)。

ハイブリッドはサイロンの再生タンクの様なタンク内で液体に浸された人間の様だが、人型サイロンではなく、全く異なるの自律したレイダーのような存在である。[1]ベーススターの自律機能を管理するために作られた生体コンピューターで、航行、エンジン(特に超光速)、環境制御などを管理している。ハイブリッドはベーススターの機能と密接に繋がっているため、事実上、ハイブリッド自体がベーススターとも言える。センチュリオンやレイダーともコンタクトが可能なようで、ナンバー8によると、ベーススターがバイオ・ウィルスに感染したとき、ハイブリッドが感染すると同時にセンチュリオンも停止し始めた(「感染」)。

ハイブリッドに完全な身体は無く、身体のあらゆる部分にコンジットやコネクターが繋がったサイボーグに近い。

サイロンは第一次サイロン戦争で捕えた民間人に人体実験を施し、最初のハイブリッドを作り出した。そのハイブリッドは老人男性の姿だったが、後のハイブリッドは若い女性に見える。シャロン・アガソンによると(最初のハイブリッド)の実験は進化の行き止まりと見なされ、ベースシップをコントロールする別のハイブリッドが作られた後に見棄てられた。(「RAZOR/ペガサスの黙示録」、「RAZOR FLASHBACKS/第1次サイロン戦争」)。[2]

ベーススター内のどこかに存在する司令管制センターで、各モデルを代表する7体のサイロンの議決が行われ、集団決定されたコマンドを認可し実行するようだ。さらに命令に反対の場合、ハイブリッドは自律的行動をとる。反乱分子のベーススターは一方的にFTLドライブを起動し、コロニアル艦隊からはぐれてしまった。(「招かれざる者たち」)

A Hybrid speaking "nonsense".

ハイブリッドはほとんど、ベーススターの乗員にはあまり意味の通らないフレーズを発している。その発言はシステム状況とベーススターの周囲の言葉では表現できない状況を表しているようである。レオーベン・コノイはハイブリッドはを聞いて理解することができると信じている。ナンバー3の1人はハイブリッドは"生と死の間"を見た結果、狂気になってしまったと示唆している。(「5つの光」)。

ハイブリッドはベーススターとの繋がりによって、周囲の宇宙を意識として感じ取っている。それらをエクスタシーとして感じるようで、命令を実行する際、特にFTLジャンプのときはオーガズムにまで達している。

ハイブリッドも僅かながら自意識に目覚める。ガイアス・バルターが5体の人型サイロンの正体を訪ねようと、ハイブリッドのタンクに手を入れ彼女の手を握ろうとしたとき、ハイブリッドは彼の腕をつかみ目を見据えて知性があると認識する。そしてはっきりと問いかけた後、普段の状態に戻った。ナンバー3のコピーはハイブリッドに触れることに反対で、人型サイロンがハイブリッドに触れることは不快かつ危険でタブーとされている(「死の航路」)。

ハイブリッドとベーススターの接続を外すことは可能だが、危険が伴う。停止される直前、反乱分子のベーススターのハイブリッドはカーラ・スレイスへのはっきりと死にゆく指導者とオペラハウスに関するメッセージを伝える。これを聞いたローラ・ロズリンは反乱分子のベーススターに行きハイブリッドと話そうとする。彼女の命令でハイブリッドを接続すると、突如としてジャンプしてしまう。ロズリンはハイブリッドとコミュニケーションを取ろうとするが、僅かな成功しか得られない。バルターも彼なりの誠意をもって試すが、理解できない言葉しか返ってこなかった。(「還るべき場所」)。

反乱分子のハイブリッドはさらに自律性を増し、命令なしに船のジャンプを繰り返す。特にこのハイブリッドは他の船でナタリーが撃たれたことに気付き、ナンバー3を稼働させる。

コロニーはベーススターと同型の複数のハイブリッドによってコントロールされている。ハイブリッドと同じ状態のサミュエル・アンダースは、コロニーの戦いでそれらを停止させることができた。コロニーのハイブリッドは後にファイナル・ファイブから再生技術の設計を転送するのに関わるが、ガレン・チロルが転送を止めたため失敗に終わる。コロニーのハイブリッドはコロニーごとブラックホールに落ちていった。確認されている中で、戦いを生存したのは反乱分子のハイブリッドだけである(「黎明紀(PART II)」)。

Notes

The original Cylon Hybrid concept art.
  • オリジナルのコンセプト・アートではハイブリッドの身体は”ナメクジの様なポッドに触手でインターフェースにつながっている”ものだった。
  • ティファニー・リンドール=ナイトはハイブリッド役で「魂の救済」と「英雄の証」でクレジットされているが登場しない。おそらくハイブリッドのシーンはカットされたと思われる。
  • ロナルド・ムーア「感染」のポッドキャストで、ハイブリッドは人型サイロンでもレイダーでもセンチュリオンでもない。だが、その3つの中間で固有の目的で作られたと語っている。
  • ハイブリッドの支離滅裂だが予言的な言葉は'短編「マイノリティ・リポート」のプリコグに似ている。ハイブリッドの容姿も映画化されたプリコグに似ている。「感染」のポッドキャストによると、ハイブリッドのデザインを検討中に映画版はインスピレーションになったと語っている。
  • ハイブリッドはフランクハーバートデューン・シリーズのギルド・ナビゲーターに似ている。テクノロジーと精神能力で”空間を曲げる”ことで宇宙船を超光速で移動できる。ナビゲーターと同様に、ハイブリッドもある程度の予知能力を持っている。
  • コンピューター・ゲーム”ホームワールド”と”ホームワールド2”にも宇宙船のコアと機械的にリンクし司令制御をおこなう女性が登場する。神経科学者Karan S'jetはベースシップのハイブリッドと同様の形而上学実験を密かに行う。彼女は液体に満たされた部屋で宙吊りでマザーシップと一体化した姿はハイブリッドのタンクと似ている。
  • さらに、「RAZOR/ペガサスの黙示録」と「RAZOR FLASHBACKS/第1次サイロン戦争」でハイブリッドを演じたキャンベル・レインは”ホームワールド”シリーズでBentusiの声を演じている。このキャラクターも機械的に宇宙船とリンクしている。

See Also

注釈

  1. 人間の様な姿をしているが、ハイブリッドは人型サイロンではなく12体のサイロンとしては数えない。
  2. アガソンによるとベーススターを制御する他のハイブリッドが作られると実験は破棄されたが、これが最初のハイブリッドである。サイロンはガーディアン、ベースシップ、ハイブリッドを回収しようとはせず、放置した。