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シリーズの特殊効果ショットは1988年の低予算映画『Space Mutiny』で再利用された。その映画は後に『[[w:Mystery Science Theater 3000|Mystery Science Theater 3000]]』でパロディ化されるという名誉を授かった。 | シリーズの特殊効果ショットは1988年の低予算映画『Space Mutiny』で再利用された。その映画は後に『[[w:Mystery Science Theater 3000|Mystery Science Theater 3000]]』でパロディ化されるという名誉を授かった。 | ||
ファンにとって衝撃的なニュースとして、シリーズの打切りに絶望して15歳の少年エディー・ザイデル・Jrが高さ200フィートの橋から飛び降り自殺したと報道された。<ref>[http://www.kobol.com/archives/suicide.html "TV Death" | ファンにとって衝撃的なニュースとして、シリーズの打切りに絶望して15歳の少年エディー・ザイデル・Jrが高さ200フィートの橋から飛び降り自殺したと報道された。<ref>[http://www.kobol.com/archives/suicide.html "TV Death," Associated Press, August 25, 1979. Reprinted on website Kobol.com.]</ref> | ||
数ヵ月後に[[spin-off|スピンオフ]]・シリーズとして『[[Galactica 1980|新宇宙空母ギャラクティカ]]』が放送された。駆け出しは視聴率も好調だったが、脚本の出来の悪さと従来のSFの型にはまりすぎた陳腐さから、批評家だけでなくファンにからも不評だった。([[The Return of Starbuck|最終回]]だけは例外。)『新宇宙空母ギャラクティカ』はたったの10エピソードで打切りとなった。 | 数ヵ月後に[[spin-off|スピンオフ]]・シリーズとして『[[Galactica 1980|新宇宙空母ギャラクティカ]]』が放送された。駆け出しは視聴率も好調だったが、脚本の出来の悪さと従来のSFの型にはまりすぎた陳腐さから、批評家だけでなくファンにからも不評だった。([[The Return of Starbuck|最終回]]だけは例外。)『新宇宙空母ギャラクティカ』はたったの10エピソードで打切りとなった。 | ||
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2003年のミニシリーズから始まったリ・イマジネーション版については『バトルスター・ギャラクティカ(新シリーズ)』を参照のこと。
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- 短命のスピンオフ・シリーズについては、『新宇宙空母ギャラクティカ』を参照のこと。
宇宙空母ギャラクティカ | ||
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企画 | グレン・A・ラ―ソン | |
出演 | リチャード・ハッチ ダーク・ベネディクト ローン・グリーン | |
テーマ曲 | ステュー・フィリップス | |
統計 | ||
制作 | Glen Larson Productions Universal Studios | |
シーズン数 | 1 | |
エピソード数 | 21 (リスト) | |
初回放映チャンネル | ABC | |
放映日(米国) | 1978-09-17—1979-04-29 | |
放映日(UK) | ||
DVDリリース | 2004-02-10 | |
製作スタッフ | ||
製作総指揮 | グレン・A・ラ―ソン | |
製作 | ジョン・ダイクストラ デイビッド・J・オコンネル | |
監修 | ドン・ベリサリオ レスリー・スティーブンス | |
共同製作 | デイビッド・G・フィニー ゲリー・B・ウィンター | |
製作 | ||
ストーリー・エディター | ジム・カールソン テレンス・マクドネル | |
Series Chronology | ||
Next | ||
宇宙空母ギャラクティカ | 新宇宙空母ギャラクティカ | |
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1978年に放送された『宇宙空母ギャラクティカ』は人類の生残りをかけた、サイロンとの戦いを描いたサーガの幕開けである。
イントロダクションとコンセプト
『宇宙空母ギャラクティカ』のTVシリーズは1978年9月17日にABCで初放送された。テレビ史上、最もスペクタクルなテレビ番組、『宇宙空母ギャラクティカ』は1シーズンのみの放送にもかかわらず、今なお活動を続けるファン層を確立した。
『宇宙空母ギャラクティカ』(wikiではリ・イマジネーション版の新シリーズと区別してオリジナル・シリーズとも呼ぶ)はグレン・A・ラーソンによる企画で、番組のコンセプトは当初は「アダマのアーク」(Adam's Ark)と呼ばれていた企画が発展したものである。ラ―ソンは1960年代に、この企画を立ち上げていたが、実現したのは1978年である。これは『スター・ウォーズ』の成功によるところが大きい。
制作記
当初、ABCはTV映画シリーズとして、初回3時間と2時間のTV映画を2本[1]を制作するつもりだったが、最終的にはテレビのレギュラー番組として制作されることになった。シリーズの最初の7時間分、「ギャラクティカ発進!人類滅亡の危機を救え」、「銀河伝説!惑星コボルの秘密」、「悪魔の新兵器!サイロン軍団総攻撃」、「氷の惑星アルクタの要塞」は、『ギャラクティカ』の宣伝担当のジョー・サントリーによると製作費は「1時間100万ドルを超える」ので合計700万ドル[1]になる。しかし、パイロット版の監督リチャード・コラは3時間のパイロット版だけでも900万ドル掛かったと明かしている。高額な制作費にもかかわらず、ABCの買値は180万ドル[2]だった。
製作費を回収するべく、3時間のパイロット版を再編集して劇場公開することになった。アメリカでの初放送より数週間先に、2時間の劇場映画としてカナダ、ヨーロッパ、日本で公開された。1978年7月7日に封切され、まずまずの成績を収めた。
そして1978年9月17日にABCで『宇宙空母ギャラクティカ』の3時間のパイロット版が初放送され、以降8ヶ月の間に17エピソード、時間にすると合計24時間分が放送された。
『宇宙空母ギャラクティカ』のエピソード
1シーズンにわたる植民星を離れ地球を目指す旅のストーリーは幾つかのフェーズに別れている。 パイロット版の後、船団はキャリロンを訪れ、次に神秘的な惑星コボルを訪れる。そこで古代の人類発祥の地を発見する。この2つの惑星のストーリーがシリーズの背景となる神話を形作る。
そして、船団がイクアレス、プロテウス、アッティラといった失われた植民星を訪れるエピソードが続く。
シーズン半ばの2部構成のエピソードでは、ケイン司令官やイブリー伯爵を登場させるとともに、アダマ司令官を惹き立てた。
それから、船団での生活やカメレオンなどのキャラクターを描いたエピソードが続く。その後、数話にわたってテラに関するストーリーが描かれる。
最終回では、しばらく姿を見せていなかったサイロンが再登場する。
ナレーション
オープニング・ナレーション
オープニング・ナレーションを担当したのはシリーズ中でイブリー伯爵やサイロン総統の声を演じたパトリック・マクニー。オープニング・ナレーションは2種類存在する。
「ギャラクティカ発進!人類滅亡の危機を救え」のオープニング:
- "There are those who believe that life here began out there, far across the universe, with tribes of humans who may have been the forefathers of the Egyptians, or the Toltecs, or the Mayans. They may have been the architects of the great pyramids, or the lost civilizations of Lemuria or Atlantis. Some believe that there may yet be brothers of man who even now fight to survive far, far away, amongst the stars." — watch
「銀河伝説!惑星コボルの秘密 Part I」以降のオープニング:
- "There are those who believe that life here began out there, far across the universe, with tribes of humans who may have been the forefathers of the Egyptians, or the Toltecs, or the Mayans. Some believe that there may yet be brothers of man who even now fight to survive, somewhere beyond the heavens." — listen
エンディング・ナレーション
エンディング・ナレーションはローン・グリーンが担当し「銀河伝説!惑星コボルの秘密 Part II」から付けられた。
- "Fleeing from the Cylon tyranny, the last Battlestar, Galactica, leads a ragtag, fugitive fleet, on a lonely quest—for a shining planet known as Earth."
"シーズン2"
- Main article: Battlestar Galactica: Year Two proposal
近年になってグレン・ラ―ソンの息子クリスは、たくさんの父の思い出の品を発見した。宇宙空母ギャラクティカ・公式ファンクラブの会誌などの他に、彼は『宇宙空母ギャラクティカ』の第2シーズンの企画書を発見する。その企画書には多くの変更、キャストの人数を減らす、ストーリーと科学考証にアイザック・アシモフを招く、キャラクターの大幅な変更などが提案されていた。
この企画書がユニバーサル・スタジオに提出されたのかは不明だが、『新宇宙空母ギャラクティカ』で取り入れられた設定の元となっているのは明らかである。例えば、人間型アンドロイド・サイロンや、ブーマーが"ギャラクティカ"の上級士官となっていること、"トロイ"というキャラクターなどである
打切りと一応の復活
伸び悩む視聴率と製作費超過のため、ABCは1979年4月に『宇宙空母ギャラクティカ』の打切りを決定した。最後のエピソード「最後の決戦!ギャラクティカ対総統母艦」は4月29日に放送された。視聴者数は充分に多かったにもかかわらず、シリーズが打切りになったことにファンはショックを受けた。だがファンのなかには、数年後にはテレビ局の重役がストーリーを"家族向け"か"より稼げる番組"に変更してしまい、視聴率低下でいずれABCは番組を終了させてしまうだろうと予想していた。逆に『スタートレック』や『Night Gallery』のように続編シリーズかリバイバルが可能だと冷静に信じるファンも存在した。[3]
シリーズが打ち切られた後、パイロット版を再編集して新たな劇場公開版が制作された。シーンによっては短縮されたり、完全にカットされたりした。この劇場版にはセンサラウンド方式が採用された。センサラウンドは1974年の『大地震』で初めて採用され、これがこの技術を正しく効果的に使用した唯一の映画であるとされている。実際にアメリカでセンサラウンドが採用された映画はたったの4本で、その内の最後の1本だった。
シリーズの特殊効果ショットは1988年の低予算映画『Space Mutiny』で再利用された。その映画は後に『Mystery Science Theater 3000』でパロディ化されるという名誉を授かった。
ファンにとって衝撃的なニュースとして、シリーズの打切りに絶望して15歳の少年エディー・ザイデル・Jrが高さ200フィートの橋から飛び降り自殺したと報道された。[4]
数ヵ月後にスピンオフ・シリーズとして『新宇宙空母ギャラクティカ』が放送された。駆け出しは視聴率も好調だったが、脚本の出来の悪さと従来のSFの型にはまりすぎた陳腐さから、批評家だけでなくファンにからも不評だった。(最終回だけは例外。)『新宇宙空母ギャラクティカ』はたったの10エピソードで打切りとなった。
数年のうちに3度にわたる続編の映画化、シリーズ化の企画(グレン・ラ―ソンによる『Battlestar Atlantis』、リチャード・ハッチによる『Battlestar Galactica: The Second Coming』、スタジオも許可したSinger-DeSanto project)があったにもかかわらず、ギャラクティカ・ファンが新シリーズを観ることになるのは23年後である。その"リブート"あるいは"リ・イマジネーション"版は概要は同じでも、よりダークなストーリーと大幅なキャラクターの変更でバトルスターの世界に新たな一面を刻み込んだ。
また、オリジナル・シリーズのファンは新たなストーリー(ほとんどは新宇宙空母ギャラクティカはなかったことにしている)を小説やコミックで楽しむこともできた。2007年の時点でダイナマイト・コミックはオリジナル・シリーズのコミックと幾つかの新シリーズのコミックを出版している。
注釈
- ↑ 1.0 1.1 Meyers, Richard (August 1978). "Get Ready For... BATTLE STAR "GALACTICA"". Starlog: 52-53.
- ↑ Egnor, Mike (29 April 2008). Richard Colla GALACTICA.TV Interview (backup available on Archive.org) (in ). Retrieved on 30 April 2008.
- ↑ Who Killed Battlestar?, Editorial, by William J. Adams, Fantastic Films magazine (defunct), issue #29, June 1982.
- ↑ "TV Death," Associated Press, August 25, 1979. Reprinted on website Kobol.com.
外部リンク