- 他の作品のサイロンとの戦争に関してはサイロン戦争(曖昧)を参照のこと。
サイロン戦争(または第1次サイロン戦争)は12コロニー崩落の40年前に停戦となった大戦争で、100万といわないまでも、何千人もの民間人の死者を出した。
戦争の発端は人間が作り出したロボット、サイロンが数年の間、奴隷として扱われた後、”生みの親”に反乱を起こしたためである。戦いが進むにつれてサイロンはレイダーとベーススターを戦力に投入し、それに対しコロニアルは最初のバトルスターとバイパーMk IIを開発する。
戦闘はおよそ12年半(4,571日間)[1]続き、宇宙空間だけでなくコロニアルの地上戦にまで及んだ。知られているだけでも、ブレニック船内に侵入したサイロン・センチュリオンとの戦闘(TRS:「暗闇の谷」)や、メドラのジャングルでのコロニアル海兵達の戦闘、サイロンのタウロン襲撃(「RAZOR/ペガサスの黙示録」)、そして終戦の日に実行されたラプター・タロン作戦(「RAZOR FLASHBACKS/第1次サイロン戦争」)。
戦後
コロニアルの知る由もないところで、13番目の部族のメンバー、ファイナル・ファイブは地球が崩壊した後、人工生命体の扱いを警告するためコロニーまで旅してきていた。サイロンが人間体の製造に僅かながらも成功しているのを知って、ファイナル・ファイブは戦争を終わらせれば協力すると交渉する(TRS:「5人の創造主」)。サイロンはこれに同意し、戦闘中にも関わらず突如としてコロニアルの領域から撤退する。そして、サイロンは自分達のコロニーを建造する。停戦となり(シムター停戦条約)、コロニアルは外交の場としてステーションを作るが、サイロンが現れることはなかった。
停戦と同時にガーディアンは最初のハイブリッドと共に新型のベーススターで惑星から脱出する。そこではハイブリッドの開発が行われていた。このベーススターとガーディアンは40年後、コロニー崩落の9ヶ月にペガサスによって破壊された(TRS:「RAZOR/ペガサスの黙示録」)。
コロニー憲法がサイロン襲撃の52年前に制定されているのは、サイロン戦争が、それ以前は独立していたコロニーが団結するのを早めた可能性がある。また戦争の衝撃が次の大惨事に備え、コロニアル政府がケース・オレンジ緊急継承規約を裁定したとも考えられる。
さらに、戦後は人工知能の研究開発は禁止された(TRS:「ミニシリーズ」)。
サイロンにとって、奴隷としての扱いや人類との戦争での残虐行為は、40年後にコロニーを崩壊させるほどのものだった。[2]
使用された船
参照
注釈
- ↑ これはコロニアルの1年が365日でうるう年を含まない場合の推測である。
- ↑ Wizard Universe interview with Mark Verheiden (backup available on Archive.org) (in English). In a question, Verheiden describes the Cylon genocide attempt as "prompted" and "out of things that happened prior."